岩手県産の久慈琥珀、100ｇをわずかながらも超えるシーアンバー（漂着琥珀）原石です。自然状態で整った形状です。 2020年の10月に北三陸の海岸で、地元の方によって採取された大型の原石です。100ｇを超える琥珀は極めて珍しく、数えるほどのご経験だったとお聞きしています。 北三陸では複数の海岸で琥珀が拾えます。陸地から延びる琥珀胚胎層が海中にまで達しており、海が荒れると掘り起こされ、海水に浮くため、海藻に絡まって波打ち際に漂着します（バルト琥珀もこのようにして冬の海が荒れた日に漂着します）。そのため、この個体もわずかに磯の香が残っています。遠方の方や内陸にお住まいの方は、採集地をイメージするよすがとお考えいただければ幸いです。 内陸の浅い胚胎層で採取された久慈琥珀は酸化によって脆いことが多く扱いに注意が必要なことが多いのですが、シーアンバーの特徴として表面のクラックが見られないことが多く、この個体も実際ソリッドです。表面が白っぽく見えるのは、久慈琥珀に多い象牙色の不透明琥珀が0.5～1ｍｍ程度の厚さで部分的に表面を覆っているためです。内部は狭い破断面の様子から、この地域に典型的な茶系の琥珀です。 久慈琥珀は約8000万年前の白亜紀後期（サントニアン～カンパニアン期）の、まだ恐竜が生存していた時代に起源をもつ、世界的に見ても学術的に貴重な琥珀です。 ◆琥珀の大きさ：74x67x35ｍｍ ◆琥珀の重量：101グラム（キッチンスケールによる計測の為、+/-0.5ｇの誤差があります） ◆具体的な採集地（海岸名）につきましては、添付のラベルに記載しております。 画像1，自然光・白背景 画像2，自然光・黒背景 画像3，自然光・掌 画像4，表面、自然光 画像5，裏面、自然光 画像6，右側面、自然光 画像7，左側面、自然光 画像8，頂部（上）、底部（下）、自然光 画像9，底部、自然光（上）；底部、UVライト照射時の蛍光反応（下） ◆お値引きは検討させていただきます。 ◆ゆうパックで発送の予定です。時間帯指定などがございましたら、お支払い後30分くらいまでを目途に取引メッセージでお知らせいただければ対応できると思います。